ビリケン物語 太郎とマリケン純情編

「ビリケン物語~通天閣純情編~」とは

大阪名所かつ、大阪一の展望台である通天閣は大阪の風景が一望できます。 そこで、4,5 階と2 階分ある展望室のうち、5 階は景色を純粋に楽しむ場と考え、4 階はその風景をマンガ作品を通じて、新しい見方が提供できるのではないかと考え、大阪府とのおおさかカンヴァスとしての 提携が始まりました。

イメージ図 イメージ図

※画像はイメージ図です。実際の作品とは異なる可能性があります。

作品コンセプト

具体的なストーリーは現在構想中ですが、ここでは企画概要を提示致します。

通天閣に来たお客様はまず5階展望台に上がり、大阪の景色を眺めながら北側に安置されているビリケン像を 見ることが恒例になっています。

その際、4階も5階とほぼ同じ作りの展望台になっているのですが、ここは現在、地上に降りるエレベーターに乗るための通路になっていて、展望台としての役割を十分に果たしていないのではと感じました。そこで4階を効果的に活用し、「ビリケンが主人公の、大阪を舞台にした冒険コメディ・マンガ」を、 東西南北の窓をすべて使って展開できないかと考えました。

大阪を一望出来る通天閣の展望台は、東西南北それぞれに名所があり、名所にはいくつもマスコット・キャラクターが存在します。たとえば太陽の塔、道頓堀のグリコ看板のランナー、食い倒れ人形、などが有名です。そして、通天閣自身も象徴するキャラクターとして、ビリケンさんが存在することから、マンガを作るには格好の題材が揃っています。そこで、これら個性あるキャラクター達を通天閣の展望台窓ガラスの表面で、ストーリー物として展開します。

展望台窓ガラスを使ったストーリーマンガは、「現代の屏風絵」になりうると考えられます。具体的には透明フィルムにマンガをプリントし、窓枠にあわせてカットして貼り込む単純な作りですが、実際の大阪の町を借景に使い、大阪を代表するキャラクターが活躍するマンガは、それだけで十分話題に繋がると思います。

作品プラン

ストーリー展開例

5階展望台のビリケン像から始まります。

ビリケン像の台座の下から足あとが始まって、脇の階段へと続いていき、来場者様を4階へと 案内します。
その足あとは4階正面の窓まで続き、そこからビリケンを主人公にしたマンガが展望台の窓ガラスを使って展開していきます。

ストーリーのスタートは4階への階段を降りてすぐの窓からとなっています。
ここから「生き別れになったビリケンとその妹が、お互いを探して大阪の町を彷徨するストーリー」が始まります。このスタート地点から左回りにビリケン兄を主人公にしたマンガが始まり、兄は食い倒れ人形と戦ったり、実物の六甲山を借景にした窓ではトラやカーネルサンダース人形と戦いながら、妹を探します。(カーネル人形のキャラクター使用許可が下りない場合は、違う案を検討する)

一方、右回りに、ビリケン妹を主人公にしたマンガが始まる。こちらは少女マンガ調で行きたいです。同じく妹の目的も兄を探すこととなっています。
そして展望台反対側の窓で二人は遭遇してエンドとなります。以上がおおまかな原案でございますが、具体的なストーリーは企画が通った時点で細かく検討する予定です。

素材

フィルムシート、もしくはカッティングシート

設置方法

ガラス面に直接貼付け
※予算、設置環境等の都合により、全36枚のガラスではなく半数にするなど、調節することも検討可能となっています。